
個性のみで乗り切る仕事は別として、職人技を必要とする仕事では、確実に経験値がものをいいます。
例えば、和菓子や洋菓子職人、タクシー運転手、大工さん、魚屋さん、配線工、飼育員、農家、漁師、鍛冶屋、整備士、医者、デザイナー、カメラマン、スチュワーデス、販売員などなど…
とにかく職人技を必要とする仕事とは、世の中にある職業の殆んどです。
そういう職業の中において、経験20年のプロと、経験5年のセミプロでは、実力に天と地ほどの差があるのだと実感します。
ジャンルはさまざまですが、私が今までに出会ってきたプロの仕事を目の前で見ていると、これなら自分でもできるんじゃないかという感覚に陥ってしまいます。
その瞬間、自分がとんでもない勘違い坊やになってしまうのです。
そして、いざ同じ事をやってみても、全くできないのです。
逆に、経験値の少ないセミプロの仕事を間近で見ていると、とても自分にはできないような大変さが伝わってきます。
そして、『やっぱりプロの仕事ってすごいな!』と思ってしまうのです。
本物のプロは、通常は実力の60%ぐらいの力で仕事をこなし、何かアクシデントがあった時や、集中すべき時が来た時に100%の実力を出して難なく乗り切ります。
そして、的確にサクサクと仕事をこなすので、見ている人には誰にでもできるような仕事に思えてしまうのです。
だから、簡単に仕事をこなしている人を見かけても、その仕事が簡単だと決め付けるのは間違っています。
特にプロ意識の強い人は、仕事の大変さを表に出さないようにする傾向があるようにも思います。
こんなの簡単にできちゃうよ、ほら。という具合に。
どんな仕事でも、自分で経験してみないと本当の大変さはわからないものですよね。
では、誰にでもできそうな仕事の代名詞、事務職はどうでしょうか。
専門職の人間は、事務職を低く見る傾向があるようですが、実際は事務職も、極めようとすれば難しいものだと思います。
きっと事務職を何十年もやっている人は、とても効率のいい仕事をしているはずです。
そして周りからは、楽な仕事だよなぁ〜なんて思われてたりしてるんじゃないでしょうか?
極端な話、お茶入れ係りも(こんな係りが本当にあるのかどうかわかりませんが)極めるのは大変だと思います。
おいしいお茶を入れるのは、きっと難しいはずだからです。
おいしいお茶でなければ、簡単かもしれませんけどね。
何度も言うようですが、どんな仕事でも大変です。
その大変さを表に出すか出さないかは個人の自由だし、他人の仕事を主観的に見るのも個人の自由ですが、
自分の仕事だけが大変だと思っていると、いつか大変な赤っ恥をかく事になるかもしれないので気をつけましょう。
赤っ恥体験者が語るので間違いありません。
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