私は数日前から、日本語のパソコンキーボードを使わない事にしました。
それはなぜかというと、タイ国向けのパソコンキーボードを手に入れたからです。
そして、これが意外と使いやすいというか、日本語キーボードよりもはるかに使いやすかったので驚きました。
タイ語キーボードに限らず、日本以外の国のキーボードは世界標準の配列なので、私が今まで慣れ親しんだものとはキー配列が微妙に違います。
でも、いざ使ってみると、不思議な事にタイ語キーボードの方がすぐに手に馴染みました。
この現象を例えるなら、流浪人剣心が、新井赤空作の本物の逆刃刀を初めて手にした時と同じ気分でしょうか。
それに、私の場合(というより、殆んどの人が)、ローマ字入力に慣れています。
つまり、キーに『ひらがな』がプリントしてある必要もないわけで、どこか異国の文字がプリントしてあるキーの方が、なんとなくかっこいいのではないかという考え方もあります。
また、日本語キーボードには、明らかに使わないキーがいくつか存在している事を改めて実感しました。
あくまで私の癖の問題ですが、右下に集中しているキーは全くと言っていい程使用していません。
具体的なタイ語キーボードの使いやすい部分としては、『スペースキー』が非常に横長で、『Enter』や『Shift』も日本語キーボードよりもキー1個分大きいということです。
これら端っこの方にある、よく使うキーが大きいということは、それだけで使いやすい度はかなり上がります。
特に日本語キーボードの右側のシフトキーは、小さくて使いづらいため、全く使用していませんでしたが、タイ語キーボードなら使用してもいいかなという気分にさせてくれます。
また、記号の位置が微妙に異なっているのも特徴です。
これに関しては、私の場合あまり使いやすさを実感する事は出来ませんが、プログラマーの人達には、こちらの方が使いやすいようです。
現在の日本語キーボードは、PC9801とかPC8801が全盛期だったころ、NECが独自に作った規格らしいのですが、どうしてこんな風にしてしまったのか不思議です。
その後、世界標準に戻そうという動きもあったようですが、既に慣れちゃった人達に受け入れられなかったようです。
未だにYahoo!を使い続ける人が多いのと同じような現象です。
当時私が遊んでいた、ほぼゲーム機パソコンのMSXは、ありえない程スペースキーが横長だったような記憶があるのですが…
やっちゃいましたね、NEC。
ちなみに、このタイ語キーボードを制作しているのも日本のメーカーです。
とりあえず、この本物の逆刃刀は非常に良いです。
私がこのキーボードを、この先もずっと使い続けるかどうかはまだ未定ですが、こんな事をブログで堂々と書いてしまったからには、何か不便な事があったとしても、意地でも使い続けてやる!と、今、心に誓いました。