
制作現場において、プロデューサー対ディレクターの衝突は、よくある事だと思います。
お互い一歩も引けないその戦いに、終結の時は来るのでしょうか?
まずは、それぞれの意味から。
■プロデューサー(Wikipediaより)
プロデューサー(英:producer、略称P)とは、映画やテレビ番組などの映像作品、ポスターや看板などの広告作品、音楽作品、テレビゲーム作品制作(製作)など、制作活動の予算調達や管理、スタッフの人事などを司り、制作全体を統括する職務。
ディレクターよりも広範囲な権限を有し、制作物の商業的な成否について責任をもつ。
■ディレクター(Wikipediaより)
制作物の作品としての質に責任を持つ者のこと。その責務を全うするために、企画・立案・制作に関与して業務全般をつかさどる場合もある。
制作物の経済性責任を持つプロデューサーと対をなすポジション。
日本では主にテレビ関係の放送番組やビデオ制作において、放送局や制作プロダクションに所属している場合が多く、放送作家やプロデューサーらと打ち合わせの会議を行った後、スタジオや副調整室・ロケーション先で、出演者やカメラマン、音声などの技術スタッフを指揮しながら、作品の構成を直接行う演出責任者の職種をいう。
映画の場合は伝統的に「監督」と呼ぶが、職務内容は重なっている。
完全に相反する立場ですね。
私の言葉で表現すると、プロデューサーはお金の事しか考えていない人で、ディレクターは作品の事しか考えていない人です。
つまりプロデューサーの場合、お金のために作品の質にこだわる事もあれば、作品の質を落とす行為もします。そして、自分が作品の制作もしたかのような錯覚に陥る事もあるようですが、基本的にクリエイティブな部分は持っていません(持っていない方がプロデューサーとしては成功すると思います)。
ディレクターの方はいわゆる熱中バカで、自分の世界を表現するためには何でもやっちゃう人です。
これだけ立場や考え方が違えば、子供みたいに喧嘩するのも当然です。
さらに、アニメーション制作会社である「スタジオジブリ」を例に考えてみましょう。
スタジオジブリのプロデューサーS氏とディレクター(監督)のM氏は、よく喧嘩しているそうですが、やはりM氏の才能と情熱がなければ、ジブリがここまでメジャーになることはなかったと思います。
でも、S氏の経営手腕がなければ、次回作の制作費を捻出する事ができないのかもしれません。
例えば、ジブリ始まって以来の最高駄作『ゲド戦記』をそれなりに大きな収益へと変えたわけですから、S氏の才能はすごいと思います。
会社のためになくてはならない存在S氏。そして世間から絶賛されるM氏。
どちらが良いというわけではありませんが、やはり目指すならM氏でしょう。
映画、CM、WEB、アート、文学、音楽などなど… すべての行動にお金が絡む世の中である以上、プロデューサー対ディレクターの、このかわいい喧嘩に終わりは来ないようです。







