
500mlペットボトルの清涼飲料水を飲んでいて、突然ふと感じた事がありました。
現在発売されている清涼飲料水は、次々に新しい商品が現れるか、次々に新しいパッケージに変更されます。
現代人は非常に飽き性なので、『新しさ』をアピールしなければ商品が売れないのでしょう。
挙げ句の果てにはペットボトルの容器のデザインまでもころころ変更させています。
この無意味な循環は必要なのでしょうか…
味が主役の清涼飲料水において、容器の形状やラベルのデザインで売ろうなんて無駄な努力です…
と言いたいところですが、私の場合も確かに新しいデザインのペットボトルや変わった売り文句の商品が出ると、もの珍しさで買ってしまいます。
つまり、まんまとメーカーの罠にはまっちゃってるわけです。
これは、デザインを変えて商品の魅力を引き上げようとする手法そのもので、商品を売るためにはとても効果的な方法だと思います。
ただ、私はその手には乗らないぞ!という気持ちだけは非常に強くあります。
また、新しいデザインのペットボトルを作るには、新しい型が必要なわけで、それは資源の無駄でもあるわけで… と考え出すとマイナス面もたくさんあると思います。
そんな、商品ラインナップを使い捨てにし、次々と新しい商品を発売しなければ売れないというばからしい時代の中で、いつまでも変わらぬ商品ラインナップとパッケージデザインと味を貫き通す『大塚製薬』は、とてつもない精神力の持ち主だと思います。
商品パッケージも、飽きの来ないシンプルなデザインと、一目でわかるカラーリングで、とても存在感があります。
自信を持って発売した商品を、信念を曲げずにここまで貫き通すのは、とてもかっこいい事で、それはメーカーの信頼度の向上にもつながっていると思います。
実際、私は他の飲料メーカーよりも、大塚製薬のブランドイメージに対する安心感は高いと感じています。
何にでも言える事だと思いますが、デザインをころころ変えることは簡単にできますが、変えずにじっと耐える事はとても大変です。
大塚製薬の社内でも、「変えよう派」と「変えない派」の意見対立が数回はあったのではないかと勝手に想像しています。
そこで変えない道を選んだ大塚製薬は、個人的にとても好感が持てるのです。
<まとめ>
大塚製薬は、すばらしい理念を持ったメーカーです。
今、この文章を書いていて、間違いないなこりゃと実感しています。
ただ、私がポカリスエットやエネルゲンを飲む機会は、1年に1回ぐらいしかありませんが…
タグ:普遍的デザイン