
作品を作るのは制作者です。
映画なら映画監督、番組なら番組プロデューサー、CMならCMプランナー、イラストならイラストレーター、ブログならブロガーです。
しかし、そこに(特に映像関係は)無理やり別の力が介入してくる事があります。
それが不思議な存在『コピーライター』です。
今日は、デザインネタとはあまり関係ありませんが、私も多少関わる事のある『コピーライター』という職業の不必要性について考えてみます…
作品を作る上で、その制作者は、自分なりの考えや思い入れを詰め込み、自分の世界を作り上げていきます。
そこにコピーライターなるものがしゃしゃり出てきて、その作品にタイトルやサブタイトルをつけて帰っていく…
作品が売れなくても、特に問題はなし。
作品が売れたら、私のコピーライト、うわさになってます。
作品が売れるのは、コピーライトの力では絶対にありません。その作品がすばらしいからです。
作品をゼロから作り、作品の事を一番よく理解しているのは制作者のはずなのに、達磨に目を描き入れるような一番おいしくて楽な作業を持っていってしまうコピーライターは、私にとってはありえない存在です。
各分野で優れた技を持った人は、いとも簡単に仕事をやってのけるように見えてしまうものです。
でも、いざ他の人が同じ事をやってみてもうまくできません。
私自身、そういう事をいくつも体験・目撃してきたので、簡単に何かをやっている人を見ても、きっと長年積み重ねてきた技術の結晶なんだろうと考えるようにしています。
しかしこの『コピーライター』という職業だけはそんな気持ちに全くなれません。
皆さんはどう思いますか?
クライアントを納得させる営業トークをもっているかどうかがすべてなのかな?
と疑いたくなってしまうこの職業。
いまだ私にとって形の見えない職業です。
タグ:コピーライティング