
例えば、『車』を例に挙げてみましょう。
「こんなデザインの車、売れるはずナイナイナーイ。」と思っている車でも、実際には売れていて、利益を出しています。
それはなぜでしょうか。
世の中には必ず少数派がいて、目を閉じて適当にデザインしても、それを好きになってくれる人がいるのです。
少数派の人達が、買わずにはいられないようなデザインを作り出せば、きっちりと利益が出るという訳です。
各ジャンルにもよりますが、少数派の割合は、全体の割合から比べれば少ないですが、人数に換算すると相当数ある場合が多いです。
この部分を無視することはできませんし、あえて少数派を狙う方が良い結果をもたらす場合もあります。
ずっと見ているとクセになってくるようなデザインは、強力な固定ファンがつきやすく、その後に大ヒットにつながるパターンも多いように思います。
ただし、デザインしている方もその世界観の中にどっぷり浸かって、しっかりとコンセプトを維持していくことが大事です。
モデルチェンジの度に、コンセプトがコロコロ変わるようでは、ユーザーに示しがつかず、お話になりませんからね。