2007年09月28日

『DTPデザイン』と『WEBデザイン』の違いについて、ふと考えてみました。

webvsdtp.jpg

今の世の中で一般的に普及しているデザイン業務といえば、『DTPデザイン』と『WEBデザイン』でしょうか。
一般的には、その2つは全く異なる業務として認識されているようです。
私の場合はどちらも通常の業務で行なっていますが、正直、全く同じものだという認識でいます。
それはなぜかと言うと…

おそらく一般的な使われ方では、ほんとの意味での『DTPデザイナー』や『WEBデザイナー』ではなく、ほとんどの場合は、『DTPオペレーター』と『WEBオペレーター(コーダー)』を指しているではないかと思います。
つまり、単にソフトウェアや、その設定の違い、最終的な出力媒体の違いなどが、カテゴリ分けの重要な要素となっているのかな…
などと思います。

でも、一番大切なのは、その人の頭の中身であり、ソフトの使い方がどうだとか、そんな後からどうにでもなるような事は、大して重要ではないように思います。
例えば、CGソフト『ペインター』の使い方を熟知しているから、すばらしい作品を描ける訳ではありません。
元々が絵描きだから、すばらしい作品を描けるのです。
その人は、きっと油絵の具を使っても、岩絵の具を使っても、それなりにすばらしい作品を描けるはずです。

この世の中、特に現代では、くだらないデザインのものが大量にあります。
私は、機能を追及したものは良いデザインだと信じていますから、使い勝手がどうかとか言っている訳ではありません。
何かの真似をして、大量に生産される、ほんとにくだらないデザインの事です。
そういうものは、おそらく『オペレーター』が生み出しているのではないかと思います。
特にWEB関係では、世の中の95%ぐらいを占めていそうな、コンテンツが会社概要しかない企業サイトなど、まさにオペレーターの仕事の代名詞だと思います。
DreamWeaverのテンプレートで大量に生産されるそんなくだらないサイトより、DTPデザイナーやイラストレーターが苦労してホームページビルダーで作った、何かがキラリと光るサイトの方が断然おもしろく、興味を引かれ、広告効果も高いサイトですね。
もちろん単純に比べることはできませんが…

私もとりあえず、『デザイナー』か『オペレーター』かはわかりませんが、そんなこんなに関わっている人間ですし、こんな事をブログで書いている以上、くだらないデザインは出来ないな…
と自分にプレッシャーをかけてみたりしました。
posted by a2me at 19:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | アイディア・個人的妄想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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