もう2月の半ばだというのに、よく考えてみると、これが今年最初の記事なんですね。
というわけで、あけましておめでとうございます・・・
さて、EIZOの27インチ液晶モニターの重量に、エルゴトロンのモニターアームは耐えられるのか?と心配していたのは昨年末のことです。
EIZO の27インチモニターを購入。
結論から言うと、問題無く設置することができたので、その際の様子をメモしておこうと思います。
実際に設置する前に、モニターの重量とモニターアームの耐荷重量を調べました。
モニターの重量は10kgで、かなり足腰に負担を要求してくる重さなのですが、最終的にはスタンドを外すので、もう少し軽くなるはずです。
一方、モニターアームの方は、MAXで11kgまで支えられると説明書に書いてあるので、多少余裕がある状態で設置できるということになります。
設置の手順としては、まずモニターアーム本体を机に固定します。
まだ荷重がかかっていない状態なので、スプリングの力によって、モニター取り付け部分は一番高い位置にあります。
この時、モニター取り付け部分と机との固定位置は正中線上にあります。
ところが、モニターを取り付けて、実際の使用範囲まで可動させた場合、モニター取り付け部分は正中線から左側(アームの関節を逆向きに設置する場合には右側)に移動します。
つまり、モニターアームの本体を机に固定する際は、少し右側寄りに固定しておいたほうが良いということになります。
次にモニターアームとモニターを連結します。
まずはモニターの背面にある4本のボルトを外します。
この時、モニターを立てた状態で作業するのはもちろん危険なので、確実に安定した安全な場所で作業するようにします。
今回はモニターが入っていたダンボールの上に寝かせて作業しています。
モニターアームを関節部分から取り外して、同じく4本のボルト(サイズはM4)でモニターの背面に固定します。
先ほど抜いたボルトを使用しても良いのですが、モニターアームに付属しているボルト(手で回せるタイプ)を使用してみることにします。
連結させた状態です。
アーム同士の関節をつなぎ合わせると、モニターが一番低い位置まで可動してしまいました。
モニターの重量に、モニターアームのスプリングの反発力が負けています。
付属の六角レンチを使用して、スプリングの反発力を高め、モニター重量とのバランスをとります。
バランスがとれました。
モニターアームを使用すると、モニターを机の端ギリギリまで後退させることができます。
これにより、モニターとの距離を確保できるため、大画面でもあまり違和感無く画面全体を見渡せます。
一番高い位置に可動させてみた感じです。
ググッと前に引っ張り出してみた感じです。
画面を回転させてみた感じです。
モニターの位置をおもしろいようにグリグリと移動させることができます。
ちなみに、今回は DisplayPort で接続します。
映像と音声をデジタル出力できる点では HDMI と似ていますが、マルチディスプレイでの超高解像度に対応していることと、端子にロック機構が付いていて、簡単に抜けないようになっていることが特徴です。
まだまだ対応しているグラフィックボードが少ないのですが、世の中が高画質化へと加速している現状を考えれば、最適な規格だと思います。
DisplayPort と電源のケーブルを配線します。
モニターを可動させても、ケーブルが引っ張られないように考慮します。
というわけで、設置は無事に完了しました。
しばらく使ってみて思ったことは、モニターアームはもっと早く設置するべきだったということです。
モニターを自由な位置や角度にグリグリと動かすことができるので、画像の細部を調整したいときなどに、画面をグッと寄せられるのが良いですね。
地震などで机が大きく揺れても、モニターが落っこちないというのもメリットです。
また、モニターを机の端ギリギリまで後退させることができるので、机の上のスペースを広く使えるようになりました。
あとは、広くなったスペースに余計な小物などを置かないように我慢することができれば完璧です。
エルゴトロンのモニターアームに関しては、機能的にも強度的にも全く不安はありません。
そして何より、デザインも質感も良い感じで、時間があったら表面をピカールなどで磨いて、ギラギラの鏡面仕上げにしてみたくなります。
モニターアームの使用を検討しているけど、どれにすればいいか迷っているという人には、一応オススメしておきます。