年末はいろいろなことがありすぎて、なかなかブログを書く暇がありませんでしたが、今年のことは今年のうちにスッキリさせようということで、まずは最近購入したモニターについて書いておこうと思います。
先月の出来事ですが、かれこれ4年間ぐらい使っていたモニターが突然壊れてしまいました。
その時はイラストの仕事が非常に立て込んでいたため、できる限り素早く、作業を続行できる環境を作らなければなりません。
そこで、ネットでの購入はせず(配送に1日以上はかかってしまうため)、近所のアプライドに猛ダッシュしました。
その場合、もちろん店頭販売されているモデルの中から選ぶしかないので、基本的に選択支は少なく、店員さんのオススメで PHILIPS の23インチモニターを購入して帰ることに。
PHILIPS といえば電気シェーバーのイメージしかなく、そんなメーカーが液晶モニターを製造しているということに違和感はあったものの、製品自体はなかなか良い感じでした。
IPSパネルの採用で、ある程度広い角度から見ても画面の色に変化が少なく、ネットでのレビューもなかなかの高評価です。
ところが、さすがに一日中画面を見続ける仕事には向かないのか、その日以来、なんとなく目が疲れるような気がしてなりません。
そこで先日、AMAZON で EIZO の27インチモニターを購入することとなったわけです。
モデルは「EV2736W-Z」で、今年の6月頃に出たばかりの製品です。
カラーの設定で、目が疲れないモードがあるらしく、イラストを描いたりデザインしたりする時以外は、そのモードが役に立ちそうだと判断しました。
ただ、ちょっとだけ不安に感じることがありました。
というのもこのモニター、中身に何が詰まっているのか、ありえないぐらい重すぎるのです…
一緒にエルゴトロンのモニターアームも購入したのですが、果たしてこの重さを支えることができるのか、というのが不安に感じる部分なのです。
仮にモニターを支えることができれば、今よりも机の上を広く使えて、キーボードとペンタブレットを前後に配置したりもできるので、かなり作業効率は良くなるはずです。
とりあえず不安なことは後回しにして、さっそくモニターを箱から出してみました。
モニターが重すぎて安定しないので、速攻でスタンドの足を取り付けて自立させます。
パネル前面の下部(ベゼル部分)に、電源やモード切替スイッチ、明るさセンサーなどが付いています。
チルト機構は、若干下向きにもなるし、上向きはかなりの角度まで対応できそうです。
モニターの上下移動は、ロック機構などは無く、そのままスライドさせるだけでスーッと動き、目的の場所でピタッと止まります。
このように作業効率を考えたストレスの無い調整機構は、さすが EIZO と思わせてくれます。
次に端子関係の装備を見てみます。
まず、背面から見て右サイドに、USB端子2個とイヤホンジャックがあります。
背面から見て左下に、主電源スイッチと電源コネクタ用の端子があります。
背面から見て右下に、DisplayPort、DVI、音声入力、USB の各端子があります。
映像だけなら DVI で接続すればいいし、映像と音声(モニターには一応スピーカーが内臓されています)が必要なら、DisplayPort で接続します。
DisplayPort と HDMI は、機能的には似ているのですが、端子を引っ張るとスポッと抜けてしまう HDMI に対して、ロック機構が付いている DisplayPort は好感が持てます。
また、超高解像となるマルチディスプレイに対応しているため、今後のPCモニターには DisplayPort が最適な規格ではないかと思います。
付属品は、取扱い説明書などの書類、ソフトウェアなどが入ったCD-ROM、コードを束ねるパーツ、音声ケーブル、DisplayPort ケーブル、DVI ケーブル、USB ケーブル、電源ケーブルです。
液晶パネルは国産ではないのですが、その他の部分の製造や組み立ては国内で行なっているため、Made in Japan となっています。
同じ液晶パネルを使用しても、それを制御するソフトの部分で商品価値は大きく変わるし、LEDバックライトの性能や、放熱効率や、パーツの強度など、ハード面の設計でも EIZO のノウハウが生かされているのではないかと期待しています。
また、23インチから27インチへ画面サイズが大きくなり、解像度も1920×1080ピクセルから2560×1440ピクセルへと高詳細になるので、広い作業スペースが必要となる、イラストやデザインの制作も快適に行なえるのではないかと期待しています。
さて、となるとやはり問題は、エルゴトロンのモニターアームで、EIZO の27インチモニターを支えられるのかどうかという部分ですが、モニターの設置作業に関しては、仕事が一段落してから取り掛かる予定なので、もうしばらく時間がかかりそうです(お正月ごろになるかもしれません)。
というわけで、モニターアームを使用した設置作業の詳細に関しては、また来年レビューしてみたいと思います。