
Adobe CC では、FlashがフルHDの出力に対応したそうですね。
おいおい、ちょっと待てよ・・・
私の環境は“Flash CS5”ですが、問題無くフルHD画質のアニメーションを制作していますよ。
そもそもFlash CSシリーズには、テレビの解像度に対応したプリセット自体が存在しないので、1920px×1080pxのステージサイズで作画をすれば、フルHDのアニメーションを作ることができます。
これは、すでにマクロメディア時代から問題無くできていましたけどね。
書き出しをムービーでは無く連番にして、Premiere内でムービー扱いすれば、データサイズはより小さく、画質は最高の状態で編集することができます。
実際のところ、CCにアップグレードしていない私の環境では、“フルHD出力に対応”という新機能が、具体的にどのようなことを指しているのかよくわかりません。
現状でいろいろと悩んでも仕方が無いので、ひとまず今はなにも考えないようにしておきましょう。
確実に言える事は、プリセットによる画質の縛りが無いFlashでは、フルHDより高解像度のディスプレイにも、原理上はサクッと対応できるはずです。
例えば、15インチMacBook Proのレティーナディスプレイ(2880px×1800px)にも対応できます。
そうなってくると、果たして、どこまで高解像度のアニメーションを作れるのか・・・いろいろと実験してみたくなってきますよね。
と、前置きをした上であれですが、これからの高解像度ディスプレイは“4K”の時代だぁ!などと世間では言われています。
ここでいう世間とは、映像機器メーカーだけですが・・・
そんな次世代を期待されている4Kとは、フルHDの約4倍の解像度(約4000px×2000px)を持った映像のことです。
これって、果たしてどれくらい高詳細なのでしょうか。
個人的な感覚での例えになりますが、映画館で「おおかみこどもの雨と雪」を鑑賞した際、SONYの技術による4K映像が採用されていたのですが、作品の映像は十分に綺麗なものでした。
あれだけ大きなスクリーンでも十分に高詳細なのであれば、もう、人間にとってこれ以上は必要無いレベルの高解像度だと言えるかもしれません。
さて、実はここからが本題です。
最初の方にも書いたとおり、Flash CS5(私の環境)では、プリセットによる解像度の縛りがありません。
任意に入力したステージのサイズでアニメーションを作ることができるのです。
つまり、ステージサイズを4000px×2000pxにするだけで、4Kのアニメーションを、サクッと快適に制作できるのではないかと思うのです。
普段、フォトショップでイラストを描く際は、A3サイズ(300ppiで4961px×3508px)での作業が中心なので、4Kでの作画なんて超楽勝です。
何の不安要素も無いわけですから、さっそく4Kアニメーションを作ってみましょう!
まず、Flash CS5 を起動します。

で、ここがポイントですね。
ステージのサイズを4000px×2000pxに設定して

むむ・・・何か出てきた。

むむむ・・・

MacBook Pro Retina の解像度が上限値に設定されているのか・・・
やだぁ!どうして!?
というわけで、速攻で撃沈されましたとさ。
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