2013年04月18日

ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス。

ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス

先日、BSで放送されていた「ブラックマジック M-66」というアニメを観てみました。
このアニメは、「攻殻機動隊」などでお馴染みの士郎正宗の原作をもとに、80年代後半に制作されたOVA作品です。
さすがに25年ぐらい前のアニメなので、演出や作画に古さは感じるものの、デジタル処理無しでここまでクオリティの高いアニメを作っていたなんて、日本人の物作りへのこだわりはすごいなーと思いながら最後まで鑑賞したわけなのです。
すると、そこでちょっと予想外なことが起こりました。
最後のエンドロールとともに、この作品のテーマソングが流れてきたのですが・・・
この歌、どこかで聴き覚えがあるような・・・
なぜか歌詞も知っているし、一緒にスラスラと歌うこともできます!
はじめて観るアニメなのに、なぜ?

昔の記憶を呼び起こしてみると、この曲のCDを持っていたような気がしたので、タンスの奥にあるアニメ用のCDボックスをひっぱり出して物色してみると、それらの曲が収録されたなつかしいアルバムCDが出てきました。
もうかれこれ20年ぐらい前に購入した、「ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス」の Vol.1〜3 です。
ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.1〜3

前置きが長くなりましたが、今日はこのCDについてのことを、いろいろと書きたいと思います。
とはいっても、誰も興味無い話でしょうから、あくまでも個人的な備忘録としての感想などを、簡単に書き記しておくつもりです。

ユーメックスという名前を聞いてピンとくる人は少ないかもしれませんが、当時の東芝EMIが親会社をしていたアニメ専門のレーベルです。
ユーメックスはすでに無くなってしまいましたが、設立された1985年から1990年代中ごろまでは、たくさんのアニメやOVAの主題歌を扱っていました。
今でいうところのランティスのようなものです。

そんなユーメックスの、ちょっとした歴史を振り返ることができるCDが「ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス」で、当時のさまざまなアニメの主題歌を集めた、とても魅力的なコンピレーションアルバムとなっています。

黄色のジャケットのVol.1は、「TV VOCAL LIBRARY」で、テレビアニメの主題歌を集めたもの。
青色のジャケットのVol.2は、「VIDEO VOCAL LIBRARY」で、OVA(ビデオ用のアニメ)の主題歌を集めたもの。
赤色のジャケットのVol.3は、「AUDIO COMICS FEMALE VOCAL」で、当時はそれなりに需要のあった、オーディオコミックスの女性ボーカリスト曲を集めたものとなっています。

久しぶりに曲を聴いてみたのですが、知っているアニメから知らないアニメまで、すごく良い曲ばかりが選曲されています。

ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.1


ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.1

まず、Vol.1 に収録されている主題歌は以下の16曲です。
  1. 涙の半分(アイドル伝説えり子)
  2. GET MY GOAL(あしたへフリーキック)
  3. NIGHT OF SUMMER SIDE(きまぐれ☆オレンジロード)
  4. 夏のミラージュ(きまぐれ☆オレンジロード)
  5. 鏡の中のアクトレス(きまぐれ☆オレンジロード)
  6. 元気爆発ガンバルガー(元気爆発ガンバルガー)
  7. 恋かくれんぼ(三丁目の夕日)
  8. 絶唱!!とっぴんしゃん音頭(じゃりん子チエ)
  9. ドリーム・シフト(絶対無敵ライジンオー)
  10. DON'T LOOK BACK(超音戦士ボーグマン)
  11. ブルーウォーター(ふしぎの海のナディア)
  12. マシンロボ・炎(マシンロボ・クロノスの大逆襲)
  13. 勝利のマシンロボ(マシンロボ・クロノスの大逆襲)
  14. ぶっちぎりバトルハッカーズ(マシンロボ・ぶっちぎりバトルハッカーズ)
  15. 不思議の国のスィートミント(魔法のエンジェルスィート・ミント)
  16. ドリーミー・ドリーマー(燃える!お兄さん)

以下、それぞれのアニメについて思うところなど。
アイドル伝説えり子
田村英里子というリアルなアイドルを生み出した、まさに伝説のアニメでした。
アイドルを目指すというジャンルのアニメは、その後も「ようこそようこ」へ続き、今でも「ラブライブ!」などが放送されていますが、えり子は元祖アイドアニメといえます。
最近、BSで「アイドル伝説えり子 レジェンド Blu-ray BOX」が今月の26日に発売されるというCMが放送されていますが、それだけをみても、時代を超えて人気のあるアニメだということを実感させられます。
きまぐれ☆オレンジロード
当時の週刊少年ジャンプでは、「キン肉マン」や「ドラゴンボール」のようなアクションものが全盛期の中、正統派ラブコメといえるこの作品は、どことなく場違いな印象もあり、私にとっては影の薄い作品です。
主人公の鮎川まどかは、当時のアニメージュの人気投票ランキングで、毎月上位に食い込んでいた記憶があるので、おそらく人気のある作品ではあったのでしょう。
池田政典が歌う「NIGHT OF SUMMER SIDE」、和田加奈子が歌う「夏のミラージュ」、中原めいこが歌う「鏡の中のアクトレス」と人気曲が続いたので、16曲中に3曲もノミネートされたわけですね。
元気爆発ガンバルガー
同じくCDに収録されているアニメ「絶対無敵ライジンオー」とも共通して言えることなのですが、実家の長崎では放送されていなかったアニメなので、実際の放送を観たことはありません。
ただ、アニメージュを購読していたので、作品名はよく知っているし、絵柄もすぐに思い浮かびます。
絵柄の雰囲気からすると、子供向けロボットアニメという印象ですが、実際のところはどうなのでしょう。
作品自体の内容はさておき、「元気爆発ガンバルガー」も「ドリーム・シフト」も、どちらも聴いていて元気が出てくる気持ちのいい曲なので、朝一番に聴きたくなります。
三丁目の夕日
絵柄も世界観も好きなアニメでした。
そしてなによりこの主題歌「恋かくれんぼ」は、原作の世界観を見事に表現し、「昭和の風景」や「夕方ごろの時間」を連想させる、ノスタルジックでとても良い曲です。
このアルバムに収録されている曲の中で、ダントツで一番好きな曲ですね。
エンディングテーマだった「緑の宝石」も良い曲だったので、「マシンロボ」の曲を除外して、こちらの曲を採用してほしかったところです。
ふしぎの海のナディア
最近まで再放送もやっていましたが、メカと萌えのバランスのとり方など、GAINAXはほんとに良い作品を作りますね。
無人島に漂着してからの話はあまり観ていませんでしたが、放送開始直後と後半部分は衝撃で、「NHKで、こんなアニメやっていいの?」と学校でも当時話題でした。
CDに収録されている、森川美穂が歌う「ブルーウォーター」は、アニメソング界だけにとどまらず、一般のオリコンチャートでも上位に入っていました。
青い海と青い空の水平線を背景に、一羽の白い鳥が羽ばたいていくというオープニングの歌い始めのシーンは、これから始まる冒険を連想させるような、わくわく感がありました。
セピア調の作画とマッチしていたエンディングテーマの「Yes,I Will…」も良い曲だったので、「マシンロボ」の曲を除外して、こちらの曲を採用してほしかったところです。
燃える!お兄さん
お兄さんのお友達のロッキーくんの必殺技「スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー」は、今でもさらっと言えます。
アニメ「日常」の中でも、ゆっこが「スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルひどいよ!」と言っていたし、この世代の人達にとっては、インパクトの強いギャグアニメのひとつでした。
オープニングテーマの「ドリーミー・ドリーマー」は、ひと夏のはちゃめちゃな青春を思わせる、さわやかな名曲なのですが、なぜかイントロ部分が、シンディ・ローパーの「Girls Just Want To Have Fun」のイントロとソックリすぎて大丈夫なのか?と思ってしまう楽曲でもあります。


ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.2


ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.2

Vol.2 には、最初に書いた「ブラックマジック M-66」のテーマソングを含める全14曲が収録されています。
  1. 戦え!!イクサー1(戦え!!イクサー1)
  2. S.F.(県立地球防衛軍)
  3. アイ・シティ(アイ・シティ)
  4. 今夜はハリケーン(バブルガム・クライシス)
  5. Finally〜ストリート・ダンサーに愛を込めて(ブラックマジック M-66)
  6. 未来ROMANCER(レイナ剣狼伝説T)
  7. DANCIN' WITH A HEARTACHE(ドラゴンズ・ヘブン)
  8. チェリー・ムーンで躍らせて(ドミニオン)
  9. ROAD BUSTER(RIDING BENAN)
  10. 紅のロンリネス(冥王計画ゼオライマー)
  11. 剣豪烈伝(YAIBA)
  12. 戦え!おたキング(おたくのビデオ)
  13. 幻想地帯(紅いハヤテ)
  14. 勇気のファイター(うしおととら)

戦え!!イクサー1
当時のOVAのトレンドといえば、美少女ファイターの主人公が、アンドロイドやモンスターと壮絶なバトルを繰り広げたり、派手な爆発シーンがやたらと多かったり、どうでもいいところでパンチラしたりするようなものが多かったと思うのですが、イクサーも例外なくそのようなジャンルの作品です。
楽曲に関しては、やはり当時のアニメソングらしいノリで、クセもないため、1曲目に持ってくるのは良い選択だったと思います。
県立地球防衛軍
この作品は観た事が無いのですが、主題歌の「S.F.」は、作詞・作曲・編曲を忌野清志郎とCHARが担当し、歌を忌野清志郎が歌うという、なんとも豪華な組み合わせです。
この個性的な主題歌を採用している本作品は、いったいどのような個性に溢れた内容なのか、ちょっと気になるところです。
バブルガム・クライシス
作画も綺麗だし、当時からかなり人気のある作品でした。
主題歌の「今夜はハリケーン」は、主役のひとりとしてCVを務める大森絹子が歌っているのですが、このアルバムの中で一番好きな曲ですね。
ちなみに、Vol.1 に収録されている 「ドリーム・シフト(絶対無敵ライジンオー)」もこの人が「SILK」というグループを結成して歌っています。
とてもいい声だと思います。
冥王計画ゼオライマー
キャラクターの目の描き方に特徴があった作品でした。
当時、この目の描き方が少し流行っていた時期があって、「天空戦記シュラト」の最終話がこのキャラの目になってしまい、うんざりした記憶があります。
改めて調べてみると、ゼオライマーのキャラデザイナーが、シュラトの最終話の作画監督をしているということでした、なるほど!
主題歌の「紅のロンリネス」は、最近は戦隊ものの挿入歌をたくさん歌っている、山形ユキオが歌っているのですが、声がダンディーすぎてかっこいいですね。
YAIBA
青山剛昌が「名探偵コナン」のひとつ前に連載していた漫画が原作のアニメです。
キャクターの見た目もコナン君そっくりだし、CVも同じく高山みなみだし、世界観はすでに出来上がってますね。
MAXが歌う「剣豪烈伝」は、元気の出てくる良い主題歌です。
おたくのビデオ
いわゆる「おたく」という言葉やその概念を世の中に誕生させたアニメで、海外でもかなり人気のある作品でした。
東京大学で講師をするような人物が作ったアニメですから、その作品へのこだわりは想像がつくと思います。
イントロに台詞が入っていたりして、とても遊び心のある主題歌ですが、元気が空回りしているような感じで、落ち着いて聴いていられません。
うしおととら
原作の漫画は読んだことが無いのですが、このOVAはかなりおもしろかったです。
あまりにもおもしろすぎて、全10巻を一気に観た記憶があります。
今、改めてこの作品を見るとどういう感想を持つのか、機会があったらまた観てみたいですね。
主題歌は男性ボーカルですが、ファインディングニモの吹き替えにも参加している方のようで、とても綺麗な声です。
アルバムの最後を締めくくるのに、まさにぴったりの曲だと思います。

さて、かなり長い記事になってきましたが、残るはあとひとつ。


ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.3


ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス Vol.3

Vol.3 に収録されている主題歌は以下の14曲です。
  1. Everythingキラキラ(ないしょのハーフムーン)
  2. スィート物語(ぺぱーみんと・エイジ)
  3. 六月の天使(サードガール)
  4. PUREゴールド(シークエンス)
  5. 風のストリート(巴がゆく!)
  6. あの子はバイオレンス(弥生!!)
  7. 番華羅〜いなせな下町娘(やじきた学園道中記)
  8. DOUBLE HEARTS(やじきた学園道中記)
  9. SUPER GIRL(やじきた学園道中記)
  10. MYSTERIOUS PURPLE(闇のパープル・アイ)
  11. マギー(楠劇場)
  12. ドラゴン・フィスト(ドラゴン・フィスト)
  13. Lightning Bolt(ドラゴン・フィスト)
  14. STAY-あなたの中の少年(とってもひじかた君)

実は、さすがに「オーディオコミックス」というジャンルは、守備範囲外なので、実際に手にしたことのある作品はひとつもありません。
漫画が原作になっているので、「巴がゆく!」とか「やじきた学園道中記」とか「とってもひじかた君」は、作品名だけはかろうじて聞いたことがあります。
なので、作品自体への思い入れはまったく無いのですが、収録曲に関しては全て良い曲だと思います。
基本的に女性向けに作られた作品だと思うので、「戦え!おたキング」みたいに意表をつくような変な曲は入っていないし、落ち着いて聴ける曲ばかりです。
なにかの作業をしながら、BGMとして音楽を聴くなら、今回の3つのCDの中では、Vol.3 が間違いなく最適です。


というわけで、久しぶりに出てきた「ミニ・ヒストリー・オブ・ユーメックス」の Vol.1〜3 について、個人的に思ったことなどを書いてみました。

このCDは、今でも手に入るのかどうかはわかりませんが、当時はおこずかいをなんとかやりくりしながら、がんばって購入しました。
改めて、良い買い物をしたなーと思うと同時に、よくぞ手に入れてくれたと、過去の自分を褒めてあげたい気分です。



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posted by a2me at 05:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 各種レビュー記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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