2012年12月14日

カメラストラップのベストな結び方を考えてみました。

カメラストラップのベストな結び方「ハイブリッド結び」

カメラを肩や首からさげる場合には、カメラストラップが活躍します。
いざ撮影という時には邪魔になることもあるのですが、やはりストラップがあった方が、カメラを落としたりする心配も少なく何かと便利です。
なので、私の場合は、カメラストラップは常にに付けっぱなしにしていて、手放せないアクセサリーのひとつとなっています。
ところが、カメラストラップの結び方に関しては、どうも納得がいかず、日頃からむずがゆい感じがしています。
カメラのストラップの結び方には、大きく2つの方法があるようですが、それぞれに一長一短があるため、いまいち納得できないのです。
そこで、個人的に納得のできるような、新たな結び方を考えてみることにしました。

その前に、まずはよくある結び方の2種類をおさらいしてみます。

1.一般的な結び方


ひとつめは、一般的なカメラストラップの取り付け方法で、以下のようにストレート構造になっているものです。
キヤノンの説明書にはこの結び方が書いてあります。
一般的な結び方


結び方は、ストッラプの端を、アジャスター→小さな留め具→カメラボディに通し、再び逆戻りするように通していきます。
ストラップの取り付け方法


この結び方のメリットは、ストレート構造なので、見た目が比較的美しいというところです。
以下のように、ストラップにテンションがかかっていない状態でも、スマートな見た目を維持しています。
メリット・デメリット


逆にデメリットとしては、ストレート構造なので抜けやすい(抜けたことは一度もありませんが)ことと、ストラップの端のピロピロした部分が飛び出してしまうため、撮影の邪魔になることがあるかもしれないということです。
このピロピロを嫌う人は多いようですね。

この結び方は、もう少し改善の余地があるような気がします。



2.報道結び(ニコン巻き)


よくある結び方の2つめは、ニコンの説明書に書いてある結び方で、報道カメラマンが好んで使用する取り付け方法です。
業界では、「報道結び」とか「ニコン巻き」と呼ばれているようです。
報道関係者・ニコンの結び方


結び方は、途中までは一般的な結び方と同じですが、2度目にアジャスターを通す際に、上側から下側へ向かって通します。
ストラップの端のピロピロが、ストラップ同士でサンドイッチされた状態になればOKです。
ストラップの取り付け方法


この結び方のメリットは、ピロピロが飛び出していないので、撮影の邪魔にならないということが大きいです。
また、ストラップが途中で180度折り返されているため、一般的な結び方よりも抜けにくいといえます。
逆にデメリットとしては、カメラ側から伸びている2本のストラップが、アジャスターに対して反対方向に固定されているため、ストラップにテンションがかかっていない状態では、以下のようにだらしない見え方をしてしまいます。
メリット・デメリット


この結び方は、機能的にはバッチリですが、もう少し見た目を改善する余地があるような気がします。



3.ハイブリッド結び


もちろん完璧なものではないかもしれませんが、一般的な結び方と報道結びの欠点を克服した結び方を考えてみました。
つまり、ピロピロが邪魔にならず、強度も確保したうえで、見た目もスッキリさせようというわけです。
それが以下の結び方で、名前は勝手に「ハイブリッド結び」としておきます。
ハイブリッド結び


結び方は、まずはストッラプの端を、アジャスター→小さな留め具に通します。
通常は、カメラ本体にストラップを通す際は、外側から内側へ通すのですが、ハイブリッド結びの場合は、内側から外側へ通します。
ハイブリッド結びの取り付け方法1


再び逆戻りするように、小さな留め具を通し、アジャスターの下側の穴にも通します。
ハイブリッド結びの取り付け方法2


次に、ストラップの端をぐるっと大回りさせて、上側から下側へ通します。
ハイブリッド結びの取り付け方法3


ストラップの端を、再度、アジャスターの下側の穴に通します。
アジャスターの下側の穴には、ストラップが3回通ることになります。
最後に、カメラ側から出ている外側のストラップを強く引いて締め付ければ完成です。
ハイブリッド結びの取り付け方法4


以下のような見た目の留め方になります。
ハイブリッド結び


ピロピロが飛び出すことも無く、アジャスターに3本のストラップが通っている部分でガッツリ固定されているので、ストラップが抜ける心配もありません。
また、以下のように、ストラップにテンションがかかっていない状態でも、スッキリまとまります。
ハイブリッド結びのメリット


両側ともハイブリッド結びにしてみました。
ハイブリッド結び


この状態でカメラをしばらく使用してみましたが、なかなかいい感じです。
今までの微妙なストレスはまったく感じなくなりました。

とりあえず、すべてのカメラをハイブリッド結びにしてみたので、今後はこれでがんばっていこうと思います。
皆さんも、気が向いたらハイブリッド結びを試してみてください。



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タグ:カメラ
posted by a2me at 11:41 | Comment(7) | TrackBack(0) | 動画・写真・カメラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
初めまして。
カメラの「小さな留め具」が割れてしまい、他のストラップからそれを取ってきて
付けようとしたのですが、自分はニコン結びなので三本のストラップが入らず、
無理に押し込んで指にマメができました。
壊れた「小さな留め具」が買えないか探しているうちに貴方の Webを見付けました。
ハイブリッド結び、いいですね。
さっそく、マネさせていただきました。

ありがとうございました。
Posted by ひとまず at 2014年01月19日 14:10
>ひとまずさん

コメントありがとうございます。

キヤノンの「小さな留め具」も、ストラップが3回通るとパンパンに膨れてしまい、今にも壊れそうになります(笑)
なので、キヤノンの場合も2回までが限度ですね。
「アジャスター」のほうは、3回通ってもビクともしません。
「ハイブリッド結び」なら樹脂パーツに負荷がかからず、強度と使いやすさを両立できていると思います。

欠点としては、ストラップを頻繁に付け外しする人には向かないかもしれませんね。
付ける時はそうでもないのですが、外す作業に少し時間がかかってしまうので…

いろいろとありますが、この結び方をしていただけるとは、本当にうれしい限りです。
記事としてまとめた甲斐がありました!
Posted by a2me at 2014年01月21日 01:03
この結び方、危険だと思います。
普通の巻き方やニコン巻きならカメラの重みで引っ張られる外側のストラップが内側のストラップをコキ(アジャスター)に押さえ付けるので引っ張り強度を保てますが、この結び方は内側がカメラの重みがかかる側なのでそれが出来ません。
むしろ重みをかければかけるほどコキ(アジャスター)への摩擦が無くなります。
強度をコキとサルカンのきつさに頼っているだけになります。
キャノン純正のきついコキとサルカンなので実用上は使えるかも知れませんが、この巻き方は一般には勧めない方がいいと思います。
Posted by 通りすがり at 2014年06月04日 10:37
>通りすがりさん

通常の通し方と同じ方法で、内側と外側のストラップが入れ替わっているだけだと、確かに危険でしょうね。
ただ、ハイブリッド結びの場合は、そういう構造ではありません。

そもそも、アジャスター部分で、外側のストラップが内側のストラップを押さえつけるという構造を、私はそれほど重要視していません。
というのも、キヤノンの通し方の場合、内側のストラップがすっぽ抜けてしまうという事例が多発している(らしい)ことから、私はアジャスター部分での押さえつける力に期待していないのです。
これは、ストラップ素材の摩擦抵抗の少なさに加え、アジャスターの前後で、2本のストラップが常に並行になっているという構造に問題があるのではないかと思います。

アジャスター部分で、外側のストラップが内側のストラップを押さえつける力というのはどれくらいあるのでしょうか。
ストラップにテンションがかかりピンと伸びた状態の時、横方向への押さえつける力というのは、実はほとんどありません。
ロープを強くひっぱって、その中心あたりを指で押すと簡単に動いてしまうはずです。
ところが、ストラップが180度折り返されたりすると、その部分に大きな押さえつける力が働きます。
これはニコン巻の原理です。
ニコン巻が、キヤノンのようにすっぽ抜けないのは、アジャスター部分での横方向に押さえつける力の問題ではなく、180度折り返すことによって生まれた、大きな押さえつける力のためです。

ハイブリッド結びの通し方をよく観察してもらうとわかると思うのですが、カメラ側から出ている外側のストラップに力がかかればかかるほど、強い摩擦が生まれる構造になっていると私は思っています。
これは、ニコン巻の“180度折り返す”という構造こそが最も重要だと考え、参考にしているのです。

それぞれが信念を持ち、しっかり構造を理解し、納得した方法であれば、ストラップの通し方はカメラライフの新たな楽しみのひとつになっていくのではないでしょうか。
Posted by a2me at 2014年06月05日 03:21
気分を害されたようでしたらすいません。
私の書き方が良くなかったと思います。

a2meさんの巻き方はプラスチックよりも摩擦の大きい紐同士で真ん中の紐を抑えているのは画期的だと思います。
その部分の抑えがしっかりしていることがこの結び方の要だと思います。
ただ、ストラップによって様々なのでその部分の抑えが常に適正かどうかというのはストラップ次第になると思います。
そういった意味で一般に勧められるかというと一概には言えないと思うというのが私の考えでした。

検証データがあるわけではないですが、テンションがかかっている状態の時はキャノンの巻き方でもニコン巻きでもどちらでも問題ないと思います。
動いている時などにテンションが緩むのとテンションがかかるの繰り返しの影響で外れるだけと思います。
滑り止め加工していない等の粗悪品を使っていなければ、充分な「ピロピロ」の長さを確保してたまにチェックすれば大丈夫なんでしょう。

私は強度が確保出来てピロピロも無くて紐も広がらないというa2meさんと全く同じ観点ながら、ニコン巻きにサルカン2個(余っていたストラップから移植した紐3本を通せる物)という実利的過ぎるあまり工夫のないやり方をしています。
a2meさんの創意工夫は素晴らしいと思いますので、他にもいいやり方がありましたらまた書いて下さい。
それでは失礼致します。
Posted by 通りすがり at 2014年06月06日 00:02
>通りすがりさん

決して、気分を害しているということはありません。

私は、2007年にブログを公開して以来、コメント欄を完全にオープンな状態にしています。
というのも、ブログのコメント欄は、気軽に感想を書き込んだり、議論したりできる場でなければならないと考えているからです。
なので、どんなご意見でも、書き込んでもらえるということはうれしいことです。
ただ、記事の内容に対して、肯定的なコメントであっても、否定的なコメントであっても、内容の無いもの(単なる感情論など)に関しては返信などの対応はしていません。
記事の内容だけでは伝えられなかった部分に後から気づいたり、私の信念をより深く知ってもらいたいと思ったり・・・あとは、なんとなく気が向いた時などには返信するようにしています。

なので、いろいろな人達の考え・信念を聞くことができる場として、コメント欄を有意義に活用しているつもりなのです。
感情的に人格否定してくるようなコメントは、はなから無視していますが、それ以外は“おもしろい”と思いながらコメントを書いていることがほとんどですよ。
Posted by a2me at 2014年06月06日 16:12
「サルカン」は、手芸店で、売っています。
いろいろな材質・色・サイズがあります。
樹脂製・黒・10mm幅だと、100個入り500円くらいです。
ニコン巻でサルカンを壊してしまう例がありますが、安いものなので、気にしません。
なお、東急ハンズでは、1個8円でバラ売りしています。
参考まで。
Posted by しんたま at 2015年07月07日 14:28
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