先日、近所のスーパーで、「ビックリマンチョコ」を見つけました。
ところが、商品名が少し変わっているようで、「ビックリマン伝説」となっています。
買い物のついでに、とりあえず1個だけ買い、ワクワクしながら家に帰りました。
家に着いて、改めてパッケージを観察してみると、スーパーゼウスとか十字架天使がいるので、まちがいなく、あの「ビックリマン」のようですね。
私が小学校の低学年の頃に、一世を風靡した、あの「ビックリマン」です。
さて、あの頃のビックリマンとは何かが違うようですが、何が違うのでしょうか。
パッケージには「エンボスメタルシール入り」と書いてありますね。
価格が当時の30円から84円に引き上げられていることを考えると、ひょっとすると、必ずヘッドが当たるのかもしれません。
あの当時は、キラキラしたヘッドのシールを当てるのは至難の業で、「左の列の後ろから3番目がヘッドらしい!」などと訳の分からないウワサを聞いたりもしましたが、ほとんどは普通の紙でできた、ありがたみの無い悪魔シールばかりでした。
ところが、「エンボスメタルシール入り」と書いてあるからには、悪魔は絶対に当たらないということになります。
というわけで、「セントフェニックス」か「ヘッドロココ」か「ヘラクライスト」だったらいいなぁーと思いながら、封を開けてみることにしました。
ワクワクしながら、チョコウエハースの隙間からシールを取り出してみると・・・
なにぃー!悪魔シールじゃん!
確かにエンボス加工されているメタルシールですが、これはただの悪魔シールですよ。
なんだか、想像していたのと全く違うオチでした。
それはそうと、以前集めていたビックリマンシールを、久しぶりに見てみたくなりました。
確か倉庫の中に眠っていたはずだということを思い出し、さっそく倉庫をあさり、シールが保管されているハムの木箱を見つけました。
これって、ちょっとしたタイムカプセルですよね。
何十年も前に集めていた思い出のシールが、久しぶりに目の前に現れてくれるわけです。
さて、さっそく中を見てみることにしましょう。
ハムの木箱を開けると、確かに思い出のシール達が姿を現しました。
ただ、ちょっと意外だったのは、ビックリマンシールがたったの2枚しかないということです。
シャーマンカーンとスーパーデビルですね。
あまりインパクトのあるキャラクターではありません。
たくさん持っていたはずのビックリマンシールはどうしてしまったのでしょうか。
まったく記憶にありません。
そのかわり、他にもいろいろなシールが出てきました。
それらを少し見てみましょう。
まず、キラキラシールが当たる確立が高い、「ドキドキ学園」がたくさんありました。
(写真クリックで拡大します)
ドキドキ学園では珍しい、ホログラムと透明シールの2枚重ねになっている「修行最強神」や、最大の敵ボスである「ヘルゲル魔皇帝+ギロチンバットホース」があります。
確か、何かを応募しないと手に入らない、「ドクターイオン」と「テクノ宮殿」もまだ持っていました。
他にも、当時は珍しかったホログラムシールも何枚かありますが、普通の妖怪シールは全て処分してしまったようです。
そして何より、当たり券を応募することでもらえる、シールカタログとドキドキ学園の会員証が見つかりました。
会員証の有効期限は10年以上前に切れていますが、これは私が、間違いなくドキドキ学園マスターだった証といえます。
「ドキドキ学園」は「ビックリマン」と比べると、イラストのクオリティが低い感じがするのですが、その独特の個性が良いところでもありました。
ドキドキ学園は、結構本気で集めていましたね。
ほんと、懐かしい青春の1ページです。
シールの保管箱を調べてみると、他にもいろいろなシールが出てきました。
(写真クリックで拡大します)
「秘伝忍法帳」と「謎のジパング伝説」と「タイムスリップバトル」と「オールスター軍団ガム」、そしてよくわからないものが1枚あります。
あの頃はおまけシールの黄金期で、いろいろなメーカーからいろいろな種類のシールが発売されていたため、1枚しか持っていない種類のものも、たくさんあった記憶があります。
「雷王白獅子」と「ゴッド王」は、今ではかなり高値が付いているようですが、当時からあまり愛着を持っていなかった私には、価値の見出せないものといえます。
そして、また思い出の品が出てきました。
当時、コミックボンボンの付録として付いていた、「最強シール軍団ファイルブック」です。
中には、「秘伝忍法帳」と「ガムラツイスト&ラーメンばあ」の人間関係図が描いてあります。
この付録の時は、コミックボンボンを2冊買って、赤と黒のファイルブックをそれぞれ手に入れた記憶があるのですが、もう一冊がどこにいったのかはわかりません。
ファイルブックを開いてみると、「ガムラツイスト」と「ラーメンばあ」のシールのみがファイリングされていました。
(写真クリックで拡大します)
これらのシールは、2枚重ねになっていて、上のシールをめくることでパワーアップしたり、作品のストーリーが展開されたりします。
ざっと調べた感じでは、「ロビン・ゴッド」と「ベン・K・ゴッド」と「我無羅殿神王」と「光帝ジルコニア」は3枚重ねのキラキラシールになっていて、やはりマニアの間では、かなりの高値で取引されているようです。
他にもキラキラシールやメタルシールが多くあり、よくここまでヘッド系のシールを集めたものだと、我ながら感心します。
子供の頃を思い返してみると、あの頃の子供達は、シールの交換を通して、取引の感覚などが養われていたのかもしれません。
とても価値のあるシールは、そこそこ価値のあるシール3枚と交換するなど、子供ながらにきちんとした相場がありました。
自分の手持ちシールをやりくりして、ほしいシールを手に入れたときには、やはりうれしかったですね。
シールの保管箱から最後に出てきたのは、「魔神英雄伝ワタル」のシール・・・ではなくカードです。
(写真クリックで拡大します)
「魔神英雄伝ワタル」といえば、 2011年7月23日に亡くなられた芦田豊雄氏がキャクターデザインを務めた、有名なアニメーションです。
芦田氏は、「カードファイト!! ヴァンガード」のイラストレーターでも有名でしたが、やはり私にとっては80年代を代表するアニメーターという印象です。
そのアニメーションの中でも、「魔神英雄伝ワタル」は特別でした。
このカードは、カード単体で販売されていたわけではなく、プラモデルの付属品でした。
今はプラモデルはどうなったかわかりませんが、このカードだけが残っています。
このカードのイラストを誰が描いたのかはわかりませんが、アニメの設定をそのままに、細部までしっかり描き込まれていて、かなりうまいですね。
このワタルのカードは、コレクションとしてずっと持っていたい感じがします。
というわけで、「ビックリマン伝説」で悪魔シールが出たことをきっかけに、昔のシール達を復活させ、いろいろと当時のことを思い出してしまいました。
実は私が最も情熱を注いだのは「ネクロスの要塞」だったのですが、これらのものを集めることに一生懸命になっていたなんて、今になって考えると理解しがたい部分もあります。
ただ、なにはともあれ大切な青春の1ページなわけですから、今後も大事にしていきたいと思った、最近の出来事でした。
タグ:コレクション
「モンドセレクション」で検索中にこのサイトに当たりました。
「グッドデザイン賞の…」でコメントさせていただきましたが、
名前を入れ忘れました。
「ビックリマンチョコ」は私にとってアニメ絵の天使と悪魔シリーズ
ではなく、リアルイラストの初代の物でした。
また、記念切手を集めたりもしていたので
年代的には私の方が少し古いですね(笑)
コメントありがとうございます。
そういえば、私は実物を見たことがないのですが、初代のビックリマンの話を誰かに聞いたことがありました!
壁にシールを貼ると、そこに穴が開いているように見えたりして、周りの人たちがビックリするからビックリマンシールなんだよと・・・
ドキドキ学園も、初代は普通の学園ものでしたよね。こちらは私も所有していた記憶があります。
ビックリマンもドキドキ学園も、どうして途中から全く違う世界観に路線変更してしまったのでしょう?
ちょっと不思議な感じがします。
謎のジパング伝説で辿り着きました。
現在私はこちらのシールを集めているのですが、
a2meさんのコレクションを見て、もし可能なら
お譲りいただけないかと思いコメントしました。
私もビックリマン伝説で再燃して集め始めました(笑)
可能な場合で結構ですので、よろしければメール
いただけますと幸いです。
以前もこの記事に、同じようなご質問をいただきました。
謎のジパング伝説を集めている人は、意外と多いのでしょうか。
http://yourcolor.seesaa.net/article/296260078.html#comment
ご質問の回答としましては、申し訳ありませんが、上記のような理由により、お断りさせていただいております。
ただ、当時のシールを集めている人達がたくさんいるということは、なんだかとてもうれしいです。
青春の1ページ、確かにその通りですね。
これからも大切になさってください。
ご回答ありがとうございました。