ある人から、SANYOの超薄型ビデオカメラ Xacti (ザクティ) の「DMX-CG11」というモデルをプレゼントとしていただきました。
しかも、無開封の新品をです。
え〜と、本当によろしいのでしょうか?
…そうですか、それではお言葉に甘えて、大切に使わせていただきます。
改めて、この場でもお礼を言わせて下さい・・・本当にありがとうございます!
というわけで、今回のエントリーでは、ザクティのDMX-CG11というモデルについて、その機能や使用してみた感想などを書いてみたいと思います。
ザクティDMX-CG11について
ビデオカメラの世界は、プロ用機器でもファイルベースのモデルが次々と導入されていて、映像データをSSDやメモリーカードに保存するという流れが加速しています。
このままいけば、あと数年でテープというものが無くなってしまうのではないかとさえ思ってしまうですが、このザクティも、もちろんそんなファイルベースのカメラです。
記録メディアはSDカードまたはSDHCカードで、センサーにはCCDではなくCMOSを採用するなど、ハード面ではコンパクトデジカメに近い作りのビデオカメラと言えます。
また、映像クオリティを追求するという方向性ではなく、ボディの小ささを追求しているというところが大きな特徴で、動画ブロガーの間では、お手軽に持ち歩いて動画撮影ができるという、機動力が好評のようですね。
カラーリングも、オレンジやグリーンといったビビッドなモデルがラインナップされていて、ファッション性も考えられているように思います。
ちなみに、今回いただいたモデルは、通常のメーカーラインナップには無いシルバーモデルです。
3.0型(約23万画素)のバリアングル液晶モニターを採用しています。
背面にコントロールパネルがあり、ボタン類は全て親指で操作します。
NDフィルター搭載の、8群11枚のレンズ構成。
ザクティDMX-CG11の機能
ザクティDMX-CG11 の機能的な特徴は、以下のような感じになっています。
・720p(30fps)でのハイビジョン動画が撮影できる。
・480pのSD画質では、60fpsと30fpsでの撮影ができる。
・最大32GBのSDHCメモリーカードに対応。
・ムービー:MPEG-4 AVC/H.264、音声:AACで、PCとの相性が良い。
・35mmフィルム換算で、f=40〜200mmの光学5倍ズームを搭載。
・開放F=3.5(ワイド端)〜3.7(テレ端)の、そこそこ明るいレンズを採用。
・スーパーマクロモードでは、被写体に1cmまで近づく事が可能。
・一応、手振れ補正機能が付いている。
・Eye-Fiによる、ファイルの無線伝送機能に対応している。
といった感じになっています。
欠点としては、バッテリーの容量が少なく、スペアバッテリーを持っていないと長時間の撮影ができない事と、レンズの広角側がちょっと足りない感じで、、部屋の中を広く撮影したい場合などに、画角で苦労する事が多いです。
ちなみに、1000万画素のデジタルカメラとして静止画の撮影もできるため、フラッシュの搭載や、露出やISOをマニュアル調整できるなど、記録写真の撮影であれば、十分な機能を備えていると思います。
ザクティDMX-CG11でテスト撮影
カタログ上のスペックだけを見ていても仕方が無いので、使い心地や画質のテストも兼ねて、さっそくビデオ撮影をしてみる事にしました。
何を撮るかで迷ったのですが、ちょうどツクシ採りに行く予定だったので、ツクシの子が恥ずかしげに顔を出しているところを撮影してみました。
上記の動画は、ザクティDMX-CG11で撮影した動画をパソコンに取り込み、無料で入手できる「Windows Live ムービーメーカー」でざっくりと編集してみました。
ハイビジョン画質で見てみると、CMOSセンサーの特徴でもあるローリングシャッター方式により、像に細かな歪みが発生しているのがはっきりとわかってしまいますが、これは露光タイミングに時間差が出てしまう仕様上、仕方のない事でもあります。
また、撮影していて、狙った被写体にうまくフォーカスされない事が多かったのはちょっと気になりました。
ただ、気軽に持ち歩いて撮影を楽しめる事や、ボタン操作も簡単で、屋外でも液晶が見やすい事など、全体的には完成度が高く、使い勝手の良いビデオカメラだと思いました。
とにかく、ボディ自体が薄く、私が愛用しているスマートフォンのW-ZERO3[es]と同じぐらいの大きさなので、ポケットに入れておいてもそれほど気になりません。
散歩に出かける際には、いつも持ち歩いてみようという気持ちになりますね。
ちょっとした日常の思い出を、こまめに残しておきたいという人にとってはオススメのデジタルビデオカメラだと思います。