
先日、近所の公園を散歩していると、世にも美しい鳥が目の前を横切りました。
そうです、宝石にも例えられる美しい鳥、翡翠(かわせみ)です。
この日、私は生まれて初めてカワセミを見たのですが、青緑にキラキラ輝く背中の美しさに、一瞬言葉を無くしました。
「翡翠(ヒスイ)」と書いて「カワセミ」と読みます。
この時は、私にとってはヒスイよりカワセミの方が美しいと思いました。
「本気(ホンキ)」と書いて「マジ」と読みます。
この時は、マジでラッキーだったとホンキで思いました。
私は、いつかは自然の渓流を訪ねて、カワセミの写真を撮ってみたいと常々思っていました。
なので、まさか近所の公園の池を餌場にしてりる(カワセミは水に潜って小魚を採ります)とは思っていなくて、突然めぐり合う事ができても、ドリフのコントのように慌てふためくしかありませんでした。
ところが運がいい事に、この時私はカメラを持っていたのです。
これはシャッターチャンス!と思ってカメラを構えたのですが・・・
残念ながら、この時カメラに装着していたのは50mmの短焦点レンズでした。
短焦点レンズにはズーム機能が無いので、被写体を大きく撮影しようとすると、自ら被写体に近づいていかなければなりません。
しかも相手は警戒心の強いカワセミ。
怪しまれないように慎重に近づいていって、渾身の力を込めてシャッターボタンを押しました。
そして、見事に撮影する事に成功しました。
それがこの写真です。

ひょっとすると、カワセミがどこにいるのかわからないと言う人がいるかもしれないので、カワセミがいるところに赤丸を付けてみました。

それでもカワセミが見えないと言う人がいるかもしれないので、赤丸の部分を原寸大で表示してみました。

バッチリ写ってますね。
パイプの上から小魚を狙っているカワセミの緊張感と、堂々とした勇姿、そして自然の大いなる力を表現した写真です。
これで私も、カワセミ写真家の仲間入りですね。
僕もこないだ単焦点で、小指の大きさくらいの「カニ」の撮影に成功しました。
「ウォーリーをさがせ」みたいになったのは言うまでもありません。
カニは絶対に撮影するべきですよね!
状況を想像して、なぜか笑ってしまいました。
短焦点レンズを使うようになってからは、私も苦悩が増えたように思います。
でも、良い写真が撮れた時の満足度も大きい分、それが楽しみでもありますね!