2009年12月31日

ありがとう2009。

AVATER

毎年思っている事ですが、今年もあっという間に過ぎてしまったような気がします。
そこで、今年のおさらいをするために、印象に残った出来事などを思い浮かべてみようとしたのですが、いざ考えてみると、なかなか出てこないものですね。
というより、今日映画館で観てきた「AVATAR(アバター)」が、あまりにも印象に残りすぎて、一時的に頭の中が全てアバターになっているようなので、とりあえずアバターの感想などを書いてみたいと思います。

まず、噂になっている3Dの効果についてですが、はっきりいって驚くほど立体的に見えます。
本編が始まる前の予告編で、「不思議の国のアリス」が紹介されるのですが、その時点で既にとてつもない3D効果が体感でき、言葉を無くしました。

映画の音響効果では、すでに敵無しのメーカーとなっているドルビーラボラトリーズが、バルコ社と共同開発したのが、この最新の3Dデジタル技術みたいですね。
3Dメガネには、はっきりと「DOLBY DIGITAL」と「Made in USA」のプリントがしてありました。
ドルビーの技術は、デジタルサラウンドだけでは無く、今後は映像の世界にも大きな影響を与えていきそうですね。
この技術により、映画のエンターテイメント性が、さらなる進化を遂げた印象を持ちました。

そして、この3D映像の仕組みについてですが、3Dメガネを外してスクリーン見ると、遠景や近景がぼやけた感じの映像に見えます。
つまり、3Dで映画を鑑賞する場合は、必ず3Dメガネをかけないと、目がチカチカして酔いそうな映像になってしまうというわけです。
3Dの仕組みとしては、昔の赤青メガネのような感じで(このメガネも、左右のレンズに若干、赤と青の色が付いています)、2つの映像のわずかなズレを利用しているのだと思います。
距離別の見え方としては、遠くの位置にあるもの(スクリーンの奥の方)程、像がぼやけて見えます。
そこから距離が近付いて来るにつれ、ボケ具合は少なくなり、スクリーンの表面とちょうど同じ位置付近にあるものは、像は1つになります。
スクリーンから手前に飛び出しているような、極端に近景のものは、またまた像がはっきりと2つに分かれています。
字幕もスクリーンの手前側に浮いているように見えるので(その時の映像によって距離は変わりますが)、基本的には像が2つダブって見えます。
まぁ、詳しい仕組みの技術的な部分はよくわからないのですが、とにかく見た目がちょっとかわいいメガネをかけるだけで、そこに空間が存在するかのような立体的な映像が簡単に体感できるというのは、不思議としか言いようがありません。
アバターを映画館で鑑賞しようと思っている方は、多少料金が高くなってしまいますが、ぜひとも3D対応のシアターで、その立体感を味わっていただきたいと思います。
ちなみに、メガネのレンズを拭くための、やわらかい布のようなものを持っていって、映画が始まる前にレンズを綺麗に拭いたほうがいいです。
アルコール綿のようなもので大量にスタッフが拭いているためか、レンズの表面には、揮発性の液体で拭いたような不自然な跡が残っています。
目の前に、フイルターを一枚通して長時間スクリーンを見続ける事になるので、少しでもクリーンな視界を確保するようにした方がいいのではないかと思いました。


次に、内容についてですが…
おっと、これは詳しく書くわけにはいきませんね。
ただ、個人的な感想をひと言で言うなら、あくまで、3Dや美しい映像はおまけであり、脚本がしっかりとした映画である事は間違いありません。
もののけ姫的な、自然の神秘性に対する敬愛や、人間のエゴに対するメッセージ性のようなものも、強く感じ取る事ができます。
他に、本編の内容とは直接関係無い部分での感想としては、この物語のヒロインでもある、ナヴィ族の女性戦士「ネイティリ」に関する不思議もありました。
どんな不思議かというと、彼女を最初見た時は、ちょっと不気味な外見をしているように思えたのですが、途中からはとても美しい女性に思えてきました。
だんだんと、私の目がナヴィ族の基準に慣れていったのかもしれません・・・不思議なものです。

また、これは本当にどうでもいい事ですが、人間の指揮官役の俳優が「ジョヴァンニ・リビシ」だったのが、個人的にちょっと笑えました。
なぜかというと、私の一番好きなドラマ「フレンズ」の中で、彼はフィービーの弟の役だからです。
私は、フレンズのDVDは全巻持っていて、最近も1話から全巻通して観ていたので、そっちのキャラのイメージの方がかなり強かったんですよね。
今日も朝からテレビで観ていたコミカルな俳優が、再び映画館のスクリーンの中で、まじめな役で登場してくるとは思いもよらなかったです(笑)

映画の特徴としては、誰もが楽しめるような、エンターテイメント的な色の濃い映画だと思います。
手に汗握る戦闘シーンもあり、美しい自然や生き物の描写もあり、複雑な人間関係もあり、一通りのハリウッド映画らしさはしっかりと盛り込まれているし、クライマックスもそれなりにスッキリと終わるので、気持ち良く映画館を後にする事ができると思います。
特に、ラスト0.5秒は目が離せませんよ。
おっと・・・あまり書きすぎるといけませんね。

とにかく、2009年の最後に、またひとつ良い映画を観る事ができたのではないかと実感しています。
家に帰ってきて、さっそくWindows7用のアバターテーマをダウンロードしてしまいましたよ。

アバターイメージ

というわけで、結局2009年の思い出が思い出せないままでしたが、昨日の晩御飯も思い出せないような私ですから、まぁ、これで良しと思う事にします。
ではでは、今年も残すところあとわずかですが、帰省中の交通事故などには十分気をつけて、素敵な新年をお迎え下さい。
タグ:映画 3D
posted by a2me at 01:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 普通日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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