地球温暖化が世界的な問題となっていますが、果たしてこれを食い止める事はできるのでしょうか?
温暖化防止のための手段はいろいろありますが、一人だけでがんばっても、大した効果はありません。
できるだけ多くの人達が、ちょっとした努力や工夫をするだけで、大きな効果が期待できるはずです。
そこで私が目を付けたのが、世界中に存在している全ての「車」のデザインを、ちょっとだけいじってみるというものです。
もしもこれが実現できたら、確実に地球温暖化の防止に役立つと思うのですが…
そのデザインの変更点というのは、屋根の部分に「ミラーシール」を貼るというものです。
本当はボンネットにも貼った方が良いのですが、運転の妨げになるので屋根だけです。
実際に施工すると、以下のような感じになります。
ふむふむ。デザイン的にも、なかなかかっこ良くないですか?
これは流行りそうですねー。
それでは、屋根をミラー化する事で、どうして温暖化防止ができるのでしょうか?
答えは簡単です。
宇宙から来た熱を反射させて、宇宙に戻しちゃえ!という事なのです。
歯科用ライトの反射鏡に限っては、熱をスルーさせ、光だけを反射させる特殊構造になっているらしいのですが、通常のミラーは可視光線・紫外線・赤外線などを反射させます。
これからの季節でお世話になる、遠赤ヒーターの反射板が良い例ですね。
この原理を利用すれば、下の図のようになるはずです。
真夏の炎天下での自動車の屋根の温度は、目玉焼きが出来そうなくらい熱いですよね。
これがもしミラーになったら、表面温度はそんなに上がらないと思います。
もちろんこれにより、車内温度も上がらないので、エアコンの使用を抑える事にも繋がります。
エアコンの使用が減れば、ガソリンの節約にもなり… 多くの相乗効果が期待できますよね。
この考え方でいけば、地球上に無数に存在している全ての乗用車、バス、トラックなどの屋根にミラーシールを貼れば、とんでもない冷却効果があると思いませんか?
数の力はスゴイですからね。孫悟空の元気玉が証明しています。
実際、これによりどれくらいの冷却効果があるのかというと、数学に向いていない私の頭で計算しても…
うーん、ピコピコピコ… 現在よりも、マイナス1度ですね!(超適当)
そんなわけで、この素敵なデザインが流行らないかなぁ〜と心から思っているのであります。
ぜひ、皆さんも応援してくださいね。
そういえば確か、ノーマルの状態でそんな車が存在していたなーと思って検索してみると、ありましたありました。
これ、ブガッティ・ヴェイロン・ピュール・サンです。
なんて地球に優しいデザインの車なんでしょう!
世界中の人達が、この車を買えばいいんです。
…というのは大ウソ。
この車は、世界で5台しか生産されていないし、価格が2億円するとかしないとか…
到底一般人に買えるわけ無いですよ。
仮に買えたとしても、ちょっと前まで世界最速だった車という事で、どちらかというと地球環境には最悪のようですね…
おー危ない危ない。
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