
最近、ちょっとおもしろそうだなと思ったPIPについて、独断と偏見に満ちたメモを書いておこうと思い立ちました。
PIPとは?
PIPとは、“Person In Presentation”の略で、要するにプレゼンテーションの中に人物が登場するというものです。
特設サイトなどで、Flashの中に人物の動画が組み込まれていて、その人物が、身振り手振りでサイトの案内や商品紹介をしているものを見たことがあるかと思いますが、あれのことです。
どこまでがPIP?
言葉通りに受け取っていいものかどうか、PIPの定義はいまいちよくわかりません。
例えば、ムービーにインタラクティブ性が必要なのかと思ってしまいがちですが、“Person In Presentation”という意味から察するに、プレゼンテーションの中に人物が登場すればPIPであるわけです。
人物部分が、静止画の連番であろうが、一枚の静止画であろうが、音声がなかろうが、そこに人物がいれば、とにかくPIPなのです。
つまり、パワーポイントでのプレゼンテーションでも、ホワイトボードに書いた(描いた)プレゼンテーションでも、人物を付け足しておけばPIPです。
ネーミングのミスでしょう
誰が付けたネーミングかはわかりませんが、PIPという立派な名前のわりには、定義が狭すぎでツッコミどころが満載です。
例えば、人物の動画部分が初音ミクでもPIPと呼んでいいの?とか、、動物がプレゼンテーションしたらPIPとは呼べないの?とか、必ず何かしらのプレゼンテーションをしていなければPIPとは呼べないの?とか、とにかくこの名称が足を引っぱってしまい、いろいろ面倒くさい事を考えてしまうわけです。
表現方法ではなく、その仕組みについて名前を付けるべきだったのです。
私が感覚的に思うPIPのイメージとは、背景を透明化した実写の人物(もちろん動物なども含めて)の動画がFlashの中に溶け込み、実際にそこにいるかのような状況でいろいろな事をする(プレゼンテーションとは限らない)、インタラクティブ性のあるFlashムービーといったところでしょうか。
インタラクティブ性がなければ、編集はプレミアなどで行ない、単なるFLVファイルとしてアップロードした方が手っ取り早いですからね。
このような単なるムービーは、私の中ではPIPのイメージではありません。
そのような場合は、「CM」や「インフォマーシャル」などの、他の名称が付けられると思います。
結局PIPとは?
いろいろ文句を書いてしまいましたが、私がひとりで意地を張ってもしょうがないので、アルファチャンネル付きの動画が組み込まれたFlashムービー全般の事を、とりあえずPIPと呼ぶ事にしましたはい。
あっこれはあくまで私個人の方向性ですよ。
PIPは、アイディア次第では非常におもしろい事ができると思います。
次回のエントリでは、実際にサンプル動画でPIPを作ってみるつもりです。
もちろん出演者は私です。
しかも、ただ作るだけでは面白くないので、いかにコストをかけずに作れるか、身の回りにあるものだけで、果たしてなんちゃってPIPが作れるのか、そこんとこに挑戦してみたいと思います。
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